LOUTO

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東京へ ①

小雪の舞う火曜日の朝、飛行機に乗って…目指すは東京。

いつも飛行機では寝てしまったり、本を読んだりで、外を眺めて過ごすこともなかったのですが、
その日は気持ちのいい青空。
早割で窓際の席をとっていたので、空の旅を存分に楽しむことにしました。
東京へ     空からの景色

次第に遠ざかってやがてジオラマの模型のように見える地上の風景、雪で覆われた真っ白な田園風景、海面に見える波の白い小山たち、見覚えがありそうな入り組んだ湾のシルエット…、
久しぶりに眺めた空からの景色は美しく、いつしか眠気も忘れ夢中になっていました。

ただ悲しいのが、地理に疎い私、空からの地形を「翼の王国」の地図のページと照らし合わせてもいまいちそれがどこなのかが一致しないのが悲しいところ。観光バスのような案内チャンネルでもあるといいのに…、いや、あるかも!と一応、探してみるも、やっぱりないのですね。噺家が語る空の観光案内チャンネルとか、あると楽しいだろうに…と思うのは私だけ?

富士山もぼちぼちかな…と目を凝らしていると、途中、平地にぽこんと聳えた大きな山を見つけました。「これが富士山?」と思うも、さすがに隣のビジネスマンに聞くのは怪しいので、まぁ、富士山だろうと眺めて安心していると…
雲間に先のそれとは比べものにならないくらい大きな白い山が現れました。
これこそ、富士!
富士山?
写真で見ると小さいけど、大きくて…。綺麗で…。
今更ながら1人、感動しました。

さて、羽田空港に着陸してからもビルの向こうにはっきりと見える大きな白い山。
もしかしてこれも富士、山?
いや、でも、羽田空港と富士山ってかなり離れているはず…。
ダンナに真偽を尋ねようとメールを送るも返事はなく…。
東京の友人に聞けば、やっぱりあれは紛れもなく富士山でした。

34にして初めて富士山を知る、東京の旅の始まりです。


つづく。