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中里花子さんの器のこと  (12.7.28)

器は使われてこそ生きるもの。

料理を盛ると
器も料理も一層、輝くような器が紹介したい…
常々、そう思いながらお店に立っています。

中里花子さんの器は、まさしくそんな器で
器そのものが、形あるものとして美しく、目を奪われますが
家に帰り料理を盛ってみると、
「わっ、もっといい!」
手に入れた嬉しさは、いつも二段階で訪れます。
料理を変え、盛り方を変えれば
「わっ、もっといい!」は延々続き…
使う度、新鮮な気持ちで食卓に迎えるような
そんな魅力に溢れているのです。


先日、唐津の工房を訪ねた際、
花子さんの家で夕食と朝食をご馳走になりました。

銘々、きれいにセッティングされたテーブルにつき
夜は蝋燭の光のもと、朝は陽の光のもと
賑やかなお喋りとともに頂いた
美しく、素晴らしく美味しいお料理の数々。

ビーズの柄の蓋物を開けると
白磁の白に美しく映える、真っ赤なガスパチョ。
筒形鉢にこんもり盛られたキラキラ輝きピンっと立ったお刺身の剣。
白いボウルに盛られた彩りの美しいサラダ、
縁が二重になったdouble lipの小さな鉢に、苺とミント…
写真に撮ってないのが悔やまれる、
目も舌も存分に喜んだ、幸せな食卓。今もはっきりと思い出されます。
いつもこんな感じですかと尋ねると、
「忙しいとお皿の数は減るけど、お皿が一枚であっても気持ち良く食べたい」と
テーブルのセッティングはきちんとするそうで
確かに忙しい時こそ、それは大切なこと。

垣間みた花子さんの暮らしは、素敵で、花子さんらしくて…。
毎日の食事に始まり、暮らし方は、
そのまま仕事に現れているように思いました。
それは私にとっても同じことで、
襟を正されるようでした。


佐賀の唐津の「monohanako west」、
アメリカのメイン州にある「monohanako east」
現在、それぞれの国に持つ二つの窯を営む花子さん。
今はアメリカの「monohanako east」で
メイン州での暮らしを楽しみながら
日々、作陶されているようです。

先日、花子さんが掲載されたSpice Rackの記事も良かったら見てみてください。
Spice Rack

…と、そんな花子さんの作品紹介をアップしました。
ぜひご覧になってくださいね。 (→click! 中里花子 作品紹介